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2020 年度 研究成果報告書

遺伝子改変マーモセット作成のための革新的胚操作システムの開発

研究課題

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研究課題/領域番号 18K19375
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分46:神経科学およびその関連分野
研究機関新潟大学

研究代表者

笹岡 俊邦  新潟大学, 脳研究所, 教授 (50222005)

研究期間 (年度) 2018-06-29 – 2021-03-31
キーワードマーモセット / 卵巣 / 異種間移植 / 免疫不全マウス / 遺伝子改変 / ドーパミン受容体 / 胚盤胞補完法 / ES/iPS細胞
研究成果の概要

本研究の目的は、野生型および遺伝子改変マーモセットを確実かつ低コストで作製する技術を開発し、実験動物としての汎用化を達成することである。そのために、3つの項目について研究開発を行った。第1は「マーモセット成熟卵子・受精卵の安定的生産方法の開発」、第2は「異種間移植卵子を用いた脳疾患モデルの作製」、第3は「ナイーブ化ES細胞の樹立と胚盤胞補完法による遺伝子改変動物の作製」である。各種の条件検討を行い、概ね順調に進捗している。

自由記述の分野

神経科学 分子生物学、実験動物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は多くの社会的な意義を持つ。第1に、マーモセット安楽死個体卵巣から受精卵を作出する技術は、宿主をマウスとする為、多数のマーモセット飼育が避けられ、経費と労力を抑制できる。第2に、精神・神経疾患と深く関連する、汎用のモデル動物作製は、霊長類の脳構造・機能マップ作成に貢献する。第3にマウス胚盤胞補完法は、他の動物種ES/iPS細胞の多能性検証にも応用できる。第4に異種を宿主として受精卵生成を試みることで、マウスとマーモセットの共通原理の発見につながる。その成果は、ヒト生殖医療において、ヒト卵巣の維持・保存・成熟卵子の成長を、異種動物の環境下で可能とする方法開発への発展が期待される。

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公開日: 2022-01-27  

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