遺伝子発現調節が核で起こる事を利用して、まず、共通部分として光活性化核移行シグナルの作製に成功した。このモジュールとの融合CREBやCaMKIVは光依存の核内局在を達成できた。ところが、細胞質にあるべき光活性化型CREBの核へのリークによりベーサルな転写活性が問題となった。培養細胞レベルでは発現量をコントロールできれば、光により転写活性制御を達成できる。 一方、マウス個体を用いたウイルスベクターによりタンパク質発現系の構築を行った。外来タンパク質の発現には血液脳関門を通過するアデノ随伴ウイルスベクターを用いた。眼窩後へのウイルス液注入によりマウス海馬でのタンパク質の海馬での発現を確認できた。
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