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2019 年度 研究成果報告書

ASKファミリーによるがん転移制御機構の解明と阻害剤探索

研究課題

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研究課題/領域番号 18K19469
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分50:腫瘍学およびその関連分野
研究機関東京大学

研究代表者

一條 秀憲  東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 教授 (00242206)

研究期間 (年度) 2018-06-29 – 2020-03-31
キーワードASKファミリー / がん転移 / 阻害剤スクリーニング
研究成果の概要

(A)に関しては単独KOマウスの実験的肺転移モデルにおける表現型を解析し、がん転移の減弱はASK1欠損マウス特異的に観察されることを明らかにした。(B)に関してはECでASKファミリーを阻害することによる弊害を予め検証し、in vivoとin vitroで表現型と相反する結果が得られ、ECでASK1を阻害する際には慎重な判断を要すると結論づけた。(C)についてはASK1 KOマウスの詳細な解析から、抗腫瘍性のNK細胞特異的にcreリコンビナーゼを発現するマウスをin vivoスクリーニング系に用いることとした。

自由記述の分野

生化学、分子生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

申請者らはASKファミリーの長年の解析を通して得た知見を元に、ASK1ががん転移を多面的に制御することを明らかにしてきた。本研究はASKファミリーの阻害標的としての有用性の網羅的かつ統合的な解析と、in vitroとin vivo双方の阻害剤スクリーニングを提案した。がん転移治療法確立や阻害剤の開発が進まない一因として、がん細胞が最終的に転移巣を形成する確率が低く、in vivoでの阻害剤の評価が困難であることが挙げられる。本研究はASKファミリー分子に焦点を当て、新規がん転移阻害剤の探索を目的としており、がん転移の治療法確立に向けた基礎的研究として学術的及び社会的に大きな意義を持つ。

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公開日: 2021-02-19  

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