本研究では、次世代イメージング「ライトシート顕微鏡・膨張顕微鏡法」を利用し腫瘍内不均一性を立体視する。我々は、この技術基盤として新規3次元イメージングパイプライン:DIIFCO法を、実際の臨床組織で実装に移した。膨張顕微鏡法も、光学顕微鏡の回折限界を乗り越える最新の研究手法である。腎癌組織マイクロアレイを利用して、我々は組織膨張下にDIIFCO法でin situ hybridizationを行うプロトコール開発を進めた。膨張顕微鏡法とDIIFCO法を組み合わせることで、ナノレゾリューションでRNA局在がわかるようになった。また、不均一なlncRNA発現も、細胞内局在が明らかになった。
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