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2019 年度 研究成果報告書

炎症ストレスに起因したクローン造血の出現と進展

研究課題

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研究課題/領域番号 18K19520
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分52:内科学一般およびその関連分野
研究機関熊本大学

研究代表者

滝澤 仁  熊本大学, 国際先端医学研究機構, 特別招聘教授 (10630866)

研究期間 (年度) 2018-06-29 – 2020-03-31
キーワード造血幹細胞
研究成果の概要

ゲノムバーコードとトランポゾン技術を用いて、細胞クローンの数とサイズを同時に測定できる実験系を立ち上げた。同時に、このシステムを利用したマウスを作製した。これらのモデルマウスは、細胞細胞特異的かつ条件的なバーコード発現調節により造血組織以外の組織へも応用可能であり、国産の研究材料として、他分野においても非常に有用な研究ツールとなりうる。

自由記述の分野

造血、幹細胞学

研究成果の学術的意義や社会的意義

造血幹細胞機能に対する造血ストレスの影響は、昨今非常に活発な血液研究分野の一つである。本研究では、炎症反応が起きる場である血液の幹細胞をモデルとして、感染や炎症など日常的に起こる免疫活性化に起因した造血ストレスがクローナル造血の発症・進展に関与するという新たな仮説の検証を行うため、シングルセルからのゲノムバーコード検出を可能にする高感度ゲノムバーコード増幅法やクローンの数とサイズの評価を可能にするゲノムバーコードマウスの作成を行なった。これらの技術や実験材料は、造血幹細胞の分野だけでなく、幹細胞生物学や癌生物など他生物医学研究領域にとっても有用なツールを提供し、次世代医療技術の発展につながる。

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公開日: 2021-02-19  

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