研究課題/領域番号 |
18K19541
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分53:器官システム内科学およびその関連分野
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
大内 乗有 名古屋大学, 医学系研究科, 特任教授 (00595514)
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研究分担者 |
大橋 浩二 名古屋大学, 医学系研究科, 特任准教授 (10595515)
柴田 玲 名古屋大学, 医学系研究科, 特任教授 (70343689)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2021-03-31
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キーワード | 心血管病 / 運動 |
研究成果の概要 |
マウス持久性運動(トレッドミル運動)モデルを用いて、運動により発現変化を示す遺伝子群の中で、運動誘発性の骨格筋由来分泌因子「マイオカイン」をスクリーニングした結果、Netrin(Ntn)ファミリーメンバーであるNtn5を運動誘発性のマイオカインとして見出した。マウス下肢虚血モデルにおいて、アデノウイルスベクター発現系によるNtn5の骨格筋へ過剰発現は血管新生を促進していた。従って、Ntn5は血管新生を促進する持久性運動誘発性マイオカインであると考えられた。
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自由記述の分野 |
血管生物学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、持久性運動により誘発され、血管新生を促進する新たな骨格筋由来分泌因子「マイオカイン」が明らかとなった。本研究は血管新生の病態解明につながる可能性があり学術的意義は高いと考えられる。また、このマイオカインは運動による心血管保護作用にも関わり、運動すれば何故体にいいのか?という疑問に対する解決の糸口になり得る可能性があり、さらなる研究の発展も期待され、社会的意義は高いと考えられる。
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