われわれは、long non-coding RNAとして報告されていたRNAから翻訳される新規タンパク質を同定した。このタンパク質は哺乳類から鳥類まで幅広く保存され、皮膚特異的に発現しており、ユビキチン様ドメインを持っていた。 この新規ユビキチン様タンパク質がケラチノサイトにおいてどのような役割を担っているのかを明らかにするために、このタンパク質を過剰発現した細胞、及びノックアウトマウスの表皮を用いて様々な解析を行ったところ、このタンパク質は細胞周期を制御していることが明らかとなった。さらに、このタンパク質を欠損マウスでは皮膚の再生が有意に遅延することを明らかにした。
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