研究課題/領域番号 |
18K19550
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分53:器官システム内科学およびその関連分野
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研究機関 | 国立研究開発法人国立循環器病研究センター (2019-2020) 長崎大学 (2018) |
研究代表者 |
蒔田 直昌 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究所, 副所長 (00312356)
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研究分担者 |
西井 明子 (関明子) 東京女子医科大学, 医学部, 准教授 (80408608)
柴田 恭明 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 准教授 (80253673)
本荘 晴朗 名古屋大学, 環境医学研究所, 准教授 (70262912)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2021-03-31
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キーワード | ギャップ結合 / コネキシン40 / コネキシン45 / 心臓伝導障害 / ノックインマウス / CRISPR/Cas9 / ゲノム編集 / 胎生致死 |
研究成果の概要 |
心臓伝導障害家系に同定したCx40-Q58LとCx45-R57Hのヘテロノックインマウスの作成を試みた。Cx40-Q58Lマウスは伝導障害を示さなかったため、房室結節に発現する別のコネキシンCx30.2ノックアウトとの交配マウス(Cx40-KI/Cx30.2-KO)を作成した。研究代表者の移転に伴ってこれらのマウスの凍結胚を作成・輸送した。しかし個体復元は成功せず、これ以上の機能評価はできなかった。Cx45の変異R75HノックインマウスはCRISPR/Cas9法のほかiGONAD法も試みたがいずれも無効だった。胎生期の生命維持にCx45タンパクが重要な役割を演じている可能性がある。
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自由記述の分野 |
循環器内科
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Cx40変異, C45変異はともに伝導障害患者で同定された変異だが、Cx40変異のヘテロノックインマウスは心臓伝導障害を示さず、Cx45変異のヘテロヘテロノックインマウスは逆に、おそらく胎生致死のために樹立されなかった。これは心臓コネキシンサブユニットの分布や機能に明らかな種差があることを示唆する。将来的に心臓コネキシン病の動物モデルを作成する際には、マウス以外の動物を考慮する必要がある。
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