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2020 年度 実績報告書

妊娠維持に有効な腸内、腟内および子宮内腔細菌叢の同定

研究課題

研究課題/領域番号 18K19608
研究機関浜松医科大学

研究代表者

安立 匡志  浜松医科大学, 医学部附属病院, 診療助教 (40749446)

研究分担者 金山 尚裕  浜松医科大学, 医学部, 副学長 (70204550) [辞退]
伊東 宏晃  浜松医科大学, 医学部, 教授 (70263085)
研究期間 (年度) 2018-06-29 – 2021-03-31
キーワード腟内細菌叢 / 腸内細菌叢 / 子宮内細菌叢
研究実績の概要

本研究の目的は腸内、腟内および子宮内腔の細菌叢の関係を解明し、妊娠維持に有効な子宮内環境を同定することであった。腟内と子宮内、腸内の3か所の細菌叢を同時に採取しそれらを比較・検討を行う予定であったが、3か所を同時に採取できる被検者がなかなか集まらなかった。被検者が集まらないため条件を変更し、まずは腸内と腟内だけでも調査を行うべく被検者集めを行ったが、新型コロナの影響もあり、病院内での検体集めが困難になってしまった。また研究内容が糞便や膣分泌物の採取となるため、新型コロナ感染の観点からも協力をほとんど得られず、被検者を集めることが非常に困難であった。
実際に得られた検体は非妊娠可能年齢6人分の腟内・腸内細菌のみで、これらの検体から推測できることは、腟内細菌叢と腸内細菌叢はそれぞれが独立しており、お互いに影響を与える可能性が低いということであった。また腸内細菌はある程度は一定であるが、腟内細菌は個人差が非常に大きいということも推測できた。しかし今回の調査からは妊娠維持に有効な子宮内環境を推測できるまでには至らなかった。
今回の調査で腟内・子宮内・腸内細菌叢の関係性についての調査は進展が得られない結果となってしまった。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2021 2020

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 子宮頚部病変と膣内細菌叢2020

    • 著者名/発表者名
      安立匡志
    • 雑誌名

      周産期医学

      巻: 50 ページ: 294-296

  • [学会発表] 腟内細菌叢は肛門細菌叢の影響を受けているのか?2021

    • 著者名/発表者名
      安立匡志
    • 学会等名
      日本産科婦人科学会学術講演会
  • [学会発表] 肛門部細菌叢と腟内細菌叢の関係2020

    • 著者名/発表者名
      安立匡志
    • 学会等名
      日本産科婦人科学会学術講演会

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公開日: 2021-12-27  

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