研究課題/領域番号 |
18K19624
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分56:生体機能および感覚に関する外科学およびその関連分野
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研究機関 | 順天堂大学 (2022) 国際医療福祉大学 (2018-2021) |
研究代表者 |
河村 和弘 順天堂大学, 医学部, 教授 (10344756)
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研究分担者 |
佐藤 可野 国際医療福祉大学, 医学部, 助教 (00511073)
岡本 直樹 国際医療福祉大学, 医学部, 研究員 (80714360)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2023-03-31
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キーワード | ライブセルイメージング / 卵巣組織移植術 / 早発閉経 |
研究成果の概要 |
卵巣組織移植において、組織内の残存卵胞の分布は均一でなく、一部に集簇して存在しており、現行の技術では、移植卵巣組織における卵胞の局在を知る術はない。そのため卵巣移植の際には、卵胞の有無が不明の組織を移植するしかなく、臨床成績に大きく影響する。そこで本研究では、細胞毒性が非常に少ない、Optical Coherence Tomography、スペクトルイメージング、5-アミノレブリン酸(5-ALA)による初期卵胞検出、1000-1500nm波長域(NIR-II)近赤外蛍光標識リガンドによる初期卵胞検出の4種類の方法を用いて、生きたヒト初期卵胞を可視化する試みを行った。
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自由記述の分野 |
生殖医学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により生きた初期卵胞の可視化技術が開発されれば、卵巣移植技術の限界が突破され、卵巣移植術の臨床成績が飛躍的に向上する。本研究で検証する方法は、いずれも細胞毒性が非常に低く、他の臨床分野などで一部実用化されている安全性の高い方法である。従って、これらの技術を用いることで、早期に臨床応用が可能と考える。さらなる学術的意義として、ヒト初期卵胞を材料とする機能解析や発育制御に関する新しい研究が可能となり、生殖医療の発展に大きく貢献することが期待される。
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