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2020 年度 研究成果報告書

歯周病によるアルツハイマー病悪化の要因としてのミクログリア活性化のゲート機構破綻

研究課題

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研究課題/領域番号 18K19650
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分57:口腔科学およびその関連分野
研究機関安田女子大学

研究代表者

中西 博  安田女子大学, 薬学部, 教授 (20155774)

研究分担者 倪 軍軍  九州大学, 歯学研究院, 助教 (00783953)
研究期間 (年度) 2018-06-29 – 2021-03-31
キーワードミクログリア / 時計遺伝子 / 炎症性反応 / アルツハイマー病
研究成果の概要

アミロイド前駆体タンパク質ノックイン(APP-KI)マウスと野生マウスのミクログリアにおける時計遺伝子ならびに炎症性メディエーターのmRNA発現を比較した。その結果、時計遺伝子REV-ERBalphaの増大がミクログリアの炎症反応を促進することが明らかになり、REV-ERBalphaの発現量がミクログリアの活性化反応を規制するゲート機構の実体であることが示唆された。さらに、REV-ERBalphaによるミクログリアにおける炎症反応は、Abetaオリゴマーにより促進されることが明らかとなった。

自由記述の分野

神経化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

ミクログリアの活性化反応を活動期に規制するゲート機構が存在し、ミクログリア分子時計の制御下にあることが想定された。本研究ではREV-ERBalphaの発現量がミクログリアの活性化反応を規制するゲート機構の実体であることを突き止めた。さらに、REV-ERBalphaによるミクログリアにおける炎症反応は、Abetaオリゴマーにより促進されることが明らかとなった。本研究成果より、ミクログリアの時計遺伝子(特にREV-ERBalpha)を制御することによりアルツハイマー病に伴う過剰な慢性炎症を抑制できる可能性が示唆される。

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公開日: 2022-01-27  

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