研究課題/領域番号 |
18K19657
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分57:口腔科学およびその関連分野
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研究機関 | 福岡歯科大学 |
研究代表者 |
田中 芳彦 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 教授 (00398083)
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研究分担者 |
永尾 潤一 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 講師 (30509047)
成田 由香 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 助教 (50758050)
長 環 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 客員教授 (90131870)
有田 健一 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 助教 (90780205)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2020-03-31
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キーワード | 自閉スペクトラム症 / 脳神経系 / 免疫系 / 細菌感染 |
研究成果の概要 |
妊娠中の感染が自閉症や統合失調症に関わることが明らかになってきています。ウイルス感染の場合にはインターロイキン-17Aの産生を特徴とする活性化ヘルパーT細胞Th17が母体で誘導されたことが原因の一つであることが明らかにされました。しかし、細菌感染によるインターロイキン-17Aの影響は未だに明らかではありません。本研究では免疫学と脳神経学の視点から母体の細菌感染症が脳システム発達に与える影響を解析し、細菌感染において母体免疫系と胎児脳神経系に関連があることを明らかにしました。
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自由記述の分野 |
病態系口腔科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
母体マウスに細菌抽出物で擬似感染させたところ、仔マウスが自閉症様行動を示すようになりました。母体ではインターロイキン-17Aが上昇しており、中和抗体で除去すると健常な仔マウスが誕生することが分かりました。母体の細菌感染による免疫応答が胎児の脳神経発達に関連することを意味します。本研究によって、自閉症の原因の一つが妊娠中の細菌感染であることが動物実験で明らかになりました。
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