研究分担者 |
京田 亜由美 群馬大学, 大学院保健学研究科, 助教 (00803751)
菊地 沙織 群馬大学, 大学院保健学研究科, 助教 (10758254) [辞退]
清水 裕子 群馬県立県民健康科学大学, 看護学部, 准教授 (70310240)
吉田 久美子 高崎健康福祉大学, 保健医療学部, 教授 (70320653)
藤本 桂子 高崎健康福祉大学, 保健医療学部, 講師 (80709238)
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研究実績の概要 |
外来治療部門看護師(以下外来治療看護師)は, 短時間の関わりでがんサバイバーを心身両面からアセスメントをする.そして「社会役割」を阻害する問題やニーズに応じ「外来看護師や認定・専門看護師とつなぐ」「医師など他職種につなぐ」さらに「地域の訪問看護師やケアマネージャーなど地域社会資源へとつなぐ」調整役割を実施しなければならない.そこで本研究の目的は地域で生活しながら治療を継続するサバイバーの社会役割を支える外来治療部門看護師の調整役割支援の標準化及び効率化を図るInformation and Communication Technology(ICT)を融合した支援モデルを開発することである. 本年度の目的は,社会役割の調整支援アルゴリズムに関して,これまでの質的・量的評価および文献検討によりICT支援モデルを開発し評価することである.文献を活用し,量的評価の原著論文に考察を加えることができ,広く原著論文として公表できた.ICT支援モデルを開発し評価することに代わり,本研究で開発したアルゴリズムを実践場面で広く活用することをめざした.外来看護支援の4場面のうち活用がもっとも高い2場面 ①初回治療前または初回治療当日,②治療に取り組む診察日ごとの具体的な支援内容を提示したシナリオを作成し,このシナリオを基に動画教材を作成した. 第36回日本がん看護学会学術集会交流集会において,本研究で開発したアルゴリズム支援の妥当性に関しての意見を聴取した.外来全体で,業務優先になっているがアルゴリズムがあれば意識に変化が期待できそう.今後ぜひYouTubeを活用していきたいなどの意見が聞かれた.また,動画教材はYouTubeで県内の認定看護師にも試験公開し,意見を聴取したのち一般公開をした.今後は,広く活用してもらうための資料を作成した.
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