研究実績の概要 |
地域で暮らす障害者たちは、“エイジング・イン・プレイス(Aging in place:「住み慣れた地域でたとえ要介護となっても豊かに年を重ねる」)”の体現者たちである。本研究では「障害とうまく共存しながら地域生活を送る」具体的な知恵や工夫を「社会的資源」と考え、それらを整理・集約し社会に循環させ活用することを目的とし、以下の方法で調査を行っている。①インターネットQ&Aサイト「Yahoo!知恵袋」に投稿された障害当事者たちによる生活や暮らしに関する質問・回答内容を、障害を持ちながら生活する「集合知」として、計量テキスト分析により量的に調査する。②地域で暮らす障害当事者たちの“エイジング・イン・プレイス(Aging in place:AIP)”の工夫や知恵を、インタビューを通じて質的に調査する。今年度は、以下の発表を行なった。
1.上野悦子・岩隈美穂(2020).地域共生社会の人材育成とSDH教育に活用可能な「地域に根差したインクルーシブな開発」(Community-based Inclusive Development:CBID)の概念とその応用例の紹介.医学教育、51(6)、669-677.2.Iwakuma, M., Miyamoto, K., & Murata, J. (2021). Changes in perceptions of Japanese university students toward disability: A mixed methods study. International Journal of Disability, Development & Education,
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