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2019 年度 実施状況報告書

術後ドレーン排液の色指標の創出とその臨床応用を目指した挑戦的取組み

研究課題

研究課題/領域番号 18K19697
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

中村 美鈴  東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (10320772)

研究分担者 佐田 尚宏  自治医科大学, 医学部, 教授 (20261977)
古島 幸江  自治医科大学, 看護学部, 講師 (20783335)
佐々木 彩加  自治医科大学, 看護学部, 助教 (40783270)
研究期間 (年度) 2018-06-29 – 2024-03-31
キーワード術後ドレーン
研究実績の概要

人体の約60%は、水分で構成されていることから、外科的治療のひとつである手術を行うと血液や滲出液などの液体排出が避けられない。この液体を体外に排液する手段がドレーンである。手術は外科的治療であり、そのゴールは「成功」にある。手術後は、麻酔侵襲・手術侵襲により循環動態が不安定であり、術後合併症や異常を引き起こしやすい。そのため、術後ドレーン排液は、体内で生じている術後の異常を他の検査やモニターに先駆けていち早く捉え、患者の状態の悪化予防や合併症予防のために極めて重要な情報である。
ところが、これまでドレーン排液の色指標は臨床上、標準化されていなかった。現状では、その時々に関与する医師・看護師の経験知に基づく判断であり、淡血性を淡々血性と判断したり、微妙にばらつきがある。
そこで、今回の研究では、未開拓であったドレーン排液の血液成分の組成や性状、色彩分析を詳細に行い、臨床検査データとの関連性を標準化したドレーン排液の色指標の創出を目指す。現状では、ドレーン排液の正常のデータを収集している最中である。現時点でも、医療者によって、正常範囲の排液のアセスメントが異なる状況であるが、データと色との解析は今後に取り組む予定である。また、異常時のデータ取集が難航しており、今後、さらにデータ取集の対象施設を拡大する必要がある。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

今回の研究では、未開拓であったドレーン排液の血液成分の組成や性状、色彩分析を詳細に行い、臨床検査データとの関連性を標準化したドレーン排液の色指標の創出を目指す。現状では、ドレーン排液の正常のデータを収集している最中である。異常時のデータ取集が難航しており、今後、さらにデータ取集の対象施設を拡大する必要がある。

今後の研究の推進方策

今回の研究では、未開拓であったドレーン排液の血液成分の組成や性状、色彩分析を詳細に行い、臨床検査データとの関連性を標準化したドレーン排液の色指標の創出を目指す。現状では、ドレーン排液の正常のデータを収集している最中である。異常時のデータ取集が難航しており、今後、さらにデータ取集の対象施設を拡大する必要がある。

次年度使用額が生じた理由

次年度使用額が生じた理由としては、本研究で需要となるデータ取集が計画通りに収集できず、その結果の考察のための会議を開催できなかったことが遠因である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 図書 (1件)

  • [図書] ドレーン&チューブ管理マニュアル2019

    • 著者名/発表者名
      佐田尚宏、中村美鈴
    • 総ページ数
      296
    • 出版者
      Gakken
    • ISBN
      978-4-7809-1086-5

URL: 

公開日: 2023-12-25  

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