研究課題/領域番号 |
18K19710
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研究機関 | 三重県立看護大学 |
研究代表者 |
大川 明子 三重県立看護大学, 看護学部, 教授 (20290546)
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研究分担者 |
伊藤 薫 四日市看護医療大学, 看護学部, 准教授 (10433228)
梅田 徳男 四日市看護医療大学, 地域研究機構 看護研究交流センター, 研究員 (40142319)
豊田 妙子 四日市看護医療大学, 看護学部, 教授 (60794724)
小林 奈津美 三重県立看護大学, 看護学部, 助手 (50823960)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2021-03-31
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キーワード | 透析患者 / 運動療法 / 遠隔看護 / ICT |
研究実績の概要 |
高齢透析患者が非透析日においても安全に継続的に運動療法を実施することができるよう、ICT(Information and Communication Technology)を利活用して、在宅と施設をWeb接続し、両者で情報共有しながら、高齢透析患者が非透析日にも運動療法が継続できるシステムを構築し、患者が安全に、かつ安心して運動ができる支援を目的とし、運動療法プロトタイプシステムの支援項目を設計した。 その結果、運動を継続するためには動機付けが必要であることがわかった。そのため、動機付けとして付加価値や報酬を得ることでやる気が起きると考えた。その一つとして、エアロバイクを用いて運動を行なった際、ペダルを回すことで発電を起こし蓄電ができるという付加価値を考えた。蓄電によって、在宅患者は携帯電話などの充電ができるようになるため、目に見える形で、自身の運動を捉えることができる。また、この蓄電ができる構築システムは災害時にも利用できるため、患者間もとより、患者の家族も利用できる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究計画にある運動器具の製作所が代替わりのため、新たな開発に時間が必要となったため、運動器具の実現が遅れている。このため、プロトタイプシステムの構築がやや遅れていて、評価に至っていないのが、現状である。
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今後の研究の推進方策 |
既構築システム(在宅腹膜透析患者と医療機関側とを想定したシステムをデジタル回線で接続し、映像と音声データ、生体情報(体温、血圧、脈拍、呼吸))である在宅と施設間で情報共有・連携を図れる地域包括ケアシステムに高齢透析患者の運動メニューに、エアロバイクによる付加価値を設ける。エアロバイクに発電と蓄電システムを開発する。その後、運動メニューに連結追加する。
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次年度使用額が生じた理由 |
運動器具としてのエアロバイクの作製が遅れているため、次年度使用金額が生じた。そのため、運動を継続するためには動機付けが必要であることがわかり、エアロバイクを用いて運動を行なった際、ペダルを回すことで発電を起こし蓄電ができる器具の開発に充当する。
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