研究課題
挑戦的研究(萌芽)
地域高齢者の12年間の縦断研究に基づき、健診時の認知機能低下、意欲低下、抑うつの有無別に、将来の認知症発症リスクを示した。意欲低下や抑うつを伴わない軽度認知機能低下では認知症発症リスクは高まらず、いずれかを伴う軽度認知機能では認知症リスクが高まった。
疫学
物忘れ外来受診者の中では意欲低下者の予後が悪いことが知られているが、一般高齢者における意欲低下所見の意義は確立されていない。本研究は、一般高齢者の中の特定の集団において、意欲低下が認知症リスクを高めることを示した。