• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2020 年度 実績報告書

身体性の再構築を前提とした異部位触力覚提示の基盤構築

研究課題

研究課題/領域番号 18K19806
研究機関電気通信大学

研究代表者

梶本 裕之  電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 教授 (80361541)

研究期間 (年度) 2018-06-29 – 2021-03-31
キーワード触覚 / 力覚 / ウエアラブル / 異部位触覚提示
研究実績の概要

本研究は2つの着眼点、仮説に基づいており、実施される研究はこの仮説を検証するように行われる。本研究の第一の仮説は、「指先で触れる際の触力覚は、指先に提示される必要はないのではないか」というものである。指先を提示対象としなければ、例えば前腕の大面積に提示装置を配置でき、アクチュエータに課せられる制約は劇的に軽減される。こうした異部位提示は、感覚義手の分野で喪失部位の感覚を残存部位に提示するという形で数多く提案されてきたが、振動・圧迫を記号的に伝えるに過ぎなかった。また他の手指や足裏に提示する提案もあるものの、認識や作業にとってもっとも重要な多自由度の力提示は行われておらず、皮膚感覚の分布提示に留まっていた。
本年度は昨年度の延長課題となる。昨年度コロナ禍の影響で国際学会発表が取りやめとなり、その分の旅費を研究費として延長申請した。頭部への提示に関しては、HMDに内蔵した空気吸引型の触覚提示装置が生じさせる皮膚変形についてFEM解析を行い、背面への提示に関しては振動ではなく圧覚を用いた場合の検討を行った。

URL: 

公開日: 2021-12-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi