知識社会において、新しい知識やアイデアの創出だけでなく,その意義や価値を伝えるプレゼンテーション遂行スキルは極めて重要であるが、プレゼンテーションにおいて必要な非言語動作を見極める試みは見られない。本研究では、聴衆の注意制御・理解促進動作に着目してプレゼンテーション動作モデルをデザインする点に学術的意義があり、モデルベースにプレゼンタの動作を診断・再構成することができる。開発したプレゼンテーションロボットシステムは、プレゼンタの個性や特徴を維持しつつ、代講の質を一定水準に保持できる。また、モデルに基づくロボット代講技術は、プレゼンタのスキル向上支援にも資するもので、非常に有意義といえる。
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