• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2020 年度 研究成果報告書

液固相転移を利用した降温脱離型二酸化炭素吸収材料の開発

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 18K19864
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分64:環境保全対策およびその関連分野
研究機関北海道大学

研究代表者

野呂 真一郎  北海道大学, 地球環境科学研究院, 教授 (70373347)

研究期間 (年度) 2018-06-29 – 2021-03-31
キーワード二酸化炭素分離 / 液固相転移 / イオン性物質
研究成果の概要

二酸化炭素の高効率分離へ向けた液固相転移を示す新規イオン性物質の開発を行った。bis(trifluoromethylsulfonyl)amide (NTf2)アニオンからなるイオン性物質は、温度変化により結晶、液体、アモルファス相の多様な相を形成した。多孔性物質とアモルファスイオン性物質を複合化したところ、多孔性物質そのものは二酸化炭素を含め多様なガスを吸着したが、複合化後は二酸化炭素吸着選択性が向上することが明らかとなった。

自由記述の分野

錯体化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

大気中の二酸化炭素を低コストで分離回収する技術開発は、環境問題および資源問題の観点から喫緊の課題である。本研究では、液固相転移を利用して二酸化炭素を高選択的に吸収分離するイオン性アモルファス物質の合成とその二酸化炭素分離能評価を試みた。その結果、多孔性物質と複合化することにより二酸化炭素分離能を向上させることに成功した。本成果をさらに発展させることにより、全回収コストの50~70%を占める二酸化炭素分離プロセスの省エネ化を促すと期待できる。

URL: 

公開日: 2022-01-27   更新日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi