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2019 年度 研究成果報告書

新規コンビネーションプロダクトを用いた骨再生治療の実現

研究課題

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研究課題/領域番号 18K19891
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分90:人間医工学およびその関連分野
研究機関東北大学

研究代表者

鎌倉 慎治  東北大学, 医工学研究科, 教授 (80224640)

研究期間 (年度) 2018-06-29 – 2020-03-31
キーワードトランスレーショナルリサーチ / 移植・再生医療 / 生体材料 / 複合材料・物性 / 歯学 / 骨再生 / リン酸カルシウム / コラーゲン
研究成果の概要

既に製品化されているオクタカルシウムフォスフェート(OCP)・コラーゲン複合体(OCP/Col)の骨再生能を増強すべく、独自にコンビネーションプロダクト(OCP/Col・テリパラチド(TPTD)複合体:OCP/Col/TPTD)を開発し、その骨再生能を検証した。ラットの骨欠損モデルでは、OCP/Col/TPTDは対照群に比べ、骨形成系細胞のマーカーや血管新生が強く発現し、その骨再生能はOCP/Colに比べ有意に増強されることが明らかになった。またラット骨造成モデルでは、既存骨側から、あるいはOCP/Colを起点とした骨形成が、骨膜側の細胞接触に比べ骨造成に有利に働くことが示された。

自由記述の分野

再生医工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は独自開発したOCP/Col/TPTDが既に製品化されたOCP/Colに比べ、より強い骨再生能を持つことを示している。それらの臨床応用には大型動物における骨再生能検証など、今後さらなる研究が必要ではあるが、OCP/Col/TPTDによる骨再生治療はOCP/Colと同様に煩雑な操作や管理体制を必要としないため、将来的な骨再生治療法の一つのオプションとして有用性が示唆された。

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公開日: 2021-02-19  

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