本研究では、「表皮電位」を刺激応答の最中に計測するin-situ技術の開発に挑戦した。開発した表皮電位の計測プローブは、テルモ無痛針をガイドに利用した「マイクロ塩橋」によって皮膚下 への低侵襲な電極配置を実現しており、皮膚局所の表皮電位を計測可能なプローブ型デバイスとしたものである。このプローブを用いて、光刺激・機械刺激・電気刺激の印加への皮膚の応答を表皮電位の変化に関連付けて解析した。さらに、このプローブに光ファイバを搭載することに よって、皮膚局所での表皮電位の光応答を計測し解析することが可能になった。
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