次年度使用額が生じた理由 |
【次年度使用額が生じた理由】本研究は、申請時から研究期間開始時にかけて予備実験をすでに綿密に行っていたため、現時点において当初予定していた研究項目に加え、次年度開始予定だった実験にも一部着手できている。そのため、当初の見込みよりも少ない消耗品を用いて研究を順調に遂行することができている。また、当初計上したクリーンベンチ、X線回折測定用管球等の高額物品は、研究室の他の予算(運営費交付金)から支出した。さらに、当初予定していた走査プローブ電子顕微鏡観察は翌年度に持ち越しとなった。上記の理由から、次年度使用額が生じた。 【使用計画】物品費2,197,691円、旅費500,000円、人件費1,000,000円、その他500,000円の使用を計画している。物品費として、セルロースナノファイバースラリー等当初予定していた消耗品のほか、試料表面でのタンパク吸着特性を明らかにするため、複数種の血清タンパクの購入を検討しており、高価な試薬を多数購入する必要がある。旅費としては、主に国際学会(第31回医用セラミックス国際会議、米国7日間)における成果発表を予定している。人件費としては、最終年度さらに研究を加速させる必要があるため、研究補助として技術補佐員1名を雇用する。その他、大型共有機器の使用を計画しているほか、研究成果を広く発信するため、研究成果のオープンアクセス論文誌への投稿も検討している。
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