研究課題/領域番号 |
18K19955
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(帰国発展研究)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
人文社会系
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研究機関 | 同志社大学 (2023) 一橋大学 (2019-2022) |
研究代表者 |
手島 健介 同志社大学, 経済学部, 教授 (10817737)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | グローバルサプライチェーン / 国際貿易 / 汚染逃避地仮説 / メキシコ / 環境問題 / 栄養問題 / 土地開発費用 |
研究成果の概要 |
本研究課題の推進により、(A)先進国の政策、あるいは先進国の企業進出が開発途上国住民の健康状態に与える影響について、先進国の環境規制による環境汚染移転を通じた影響、先進国の大規模スーパー進出によるカロリー過剰摂取を通じた影響それぞれについて研究を進め成果を得るとともに、(B)開発途上国企業と先進国企業との貿易取引関係のメカニズムについても複数の研究を進めそれぞれ成果を得た。また、(C)土地の取引費用が都市構造にもたらす影響についても研究を進めた。それぞれの研究において、一流雑誌への掲載や国際的な論文賞の受賞を果たしてる。
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自由記述の分野 |
開発経済学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
先進国の政策や企業進出が開発途上国の住民の健康に与える影響を解明することで、各国においてより健全な政策策定や政策協調が可能になる、という政策含意がある。また、開発途上国と先進国の企業間の貿易取引関係のメカニズムを解明することで、開発途上国の輸出増大を通じた経済発展を可能にする、あるいはそれを支援するための具体的な戦略を見出すことが可能にあるという政策含意がある。これにより、公平で持続可能な経済成長が期待できます。研究の含意がある政策は環境政策、健康政策、貿易政策、企業参入規制政策など多岐にわたる。本研究を通じて初めて得られた政策含意も多く、したがって学術的貢献大きい。
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