研究課題/領域番号 |
18KK0005
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
藤井 慎太郎 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (10350365)
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研究分担者 |
DE.VOS PATRICK 東京大学, 大学院総合文化研究科, 名誉教授 (00242032)
奥 香織 明治大学, 文学部, 専任准教授 (30580427)
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研究期間 (年度) |
2018-10-09 – 2024-03-31
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キーワード | フランス演劇 / 公共性 / 演劇史 / 文化政策 / public / private |
研究実績の概要 |
本研究計画の最終目的であった論文集の刊行は、2022年1月、フランス語圏を代表する演劇研究誌『演劇史誌』の特集号として実現した。研究計画の中で残っていたフランス側研究者の日本招聘の実現が、コロナ禍の影響、特に入国に関する制限や大学での集会イベント開催に関する制限によって2022年度もかなわず、研究代表者・研究分担者は翌年度の招聘計画、本研究計画完了後の共同研究の内容と方法を議論したほかは、それぞれに研究を中心として実施することを余儀なくされた。2022年度にはそれぞれ、論文を執筆・発表し、戯曲や演劇論の翻訳を行った。 2022年度に、研究代表者である藤井は、日本語で3本の論文・論考(「クリエイティブ・ヨーロッパ・プログラム ブレグジットとコロナ禍を超えて」「フランス演劇の2021/22年 コロナ禍からウクライナ戦争、エネルギー危機へ 試練が続く演劇界」「「再演」の現代詩学 ドキュメント/アーカイヴと舞台芸術」)を執筆し、ワジディ・ムワワドによる2本の戯曲(CielsおよびTous des oiseaux)をフランス語から翻訳した。研究分担者のドゥ・ヴォスは、フランスで刊行された『三島による演劇』(全2巻)のために、三島由紀夫の戯曲『白蟻の巣』および2本の演劇論を翻訳した。奥はフランス語論文を2本執筆し("Reception et nouvel usage de Marivaux au Japon"および"Utopie et decouverte : Representations de La Dispute au Japon")、いずれもフランスで刊行されたほか(1本は単行本の分担執筆、もう1本は学術雑誌)、日本18世紀学会『啓蒙思想の百科事典』の編集委員を務め、3項目を執筆した(うち2項目は共著)。同時に、パリ・ナンテール大学の研究者チームとは打ち合わせを重ね、2023年度中の来日日程を調整し、本研究計画の完了以後の共同研究計画を議論し、内容や方法について合意した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
コロナ禍によって研究遂行に遅れが生じたものの、日本入国に際しての制限や学内の集会に関する制限もなくなり、2023年度中に完了できる見込みである。
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今後の研究の推進方策 |
2023年度にフランスの研究者を日本に招聘し、セミナーを開催することで本研究計画を完了できる見込みである。
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナ禍の影響が残り、フランス側研究者の日本招聘が実現しなかったことによるもので、2023年度に招聘を実施し、残額を費消できる見込みである。
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