研究課題/領域番号 |
18KK0011
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研究機関 | 国文学研究資料館 |
研究代表者 |
神作 研一 国文学研究資料館, 研究部, 教授 (30267893)
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研究分担者 |
山下 則子 国文学研究資料館, 研究部, 教授 (40311162)
入口 敦志 国文学研究資料館, 研究部, 教授 (80243872)
佐藤 温 日本大学, 経済学部, 講師 (30609152)
山本 嘉孝 国文学研究資料館, 研究部, 准教授 (40783626)
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研究期間 (年度) |
2018-10-09 – 2022-03-31
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キーワード | リチャードレインコレクション / ホノルル美術館 / 在米日本古典籍 |
研究実績の概要 |
本研究は、ホノルル美術館に所蔵されるリチャードレインコレクションを対象として、文献調査、国際共同研究会の開催、ハワイ大学大学院生ほか若手研究者に対する日本古典籍セミナーの開催の3点を柱として進めるもの。海外の共同研究者であるハワイ大学マノア校(UH)のロバート・ヒューイ教授と緊密に連携しつつ、研究を推進している。2年目である今年度の研究実績は次の通り。 (1)国際共同研究会 ヒューイ教授を招聘して、2019年6月12日に国文学研究資料館で開催。参加者は15名。ヒューイ先生の基調講演(英語)、山下則子の招待講演(「合巻の摺刷と改刻」)、神作の研究発表(「Correction of Waka Poems in the Genroku Era」)を通して、全員で研究の現況を共有した。協定先であるハワイ大学より留学中の大学院生や、国文研(総合研究大学院大学文化科学研究科日本文学研究専攻)の大学院生などの若手が参加したことも特記しておく。 (2)ホノルル美術館におけるレインコレクションの調査 2019年8月25日から9月2日まで渡航して、実施。 (3)寄稿 神作研一「TEXT AND TEXTUALITY IN JAPANESE COURT POETRY」(『国文研ニューズ』55号、国文学研究資料館、2019年6月)は、国際学会であるAASデンバー2019における神作参加のパネルについての概要報告である。 (4)研究論文 KANSAKU Ken-ichi「Transition of Kasho Focusing on the Early Edo Period」(『国文学研究資料館紀要(文学研究篇)』46号、国文学研究資料館、2020年3月、左11-46頁)*英文。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
ホノルル美術館との篤い信頼関係ならびにヒューイ教授との研究上の深い交流が、その大きな理由である。
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今後の研究の推進方策 |
コロナ禍のために渡航がままならない可能性があるため、オンラインでの国際共同研究会が開催できるかどうか、これから慎重に検討する。
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次年度使用額が生じた理由 |
2020年2月~3月のホノルル出張を、コロナ禍のために取りやめたため。 次年度は、コロナの感染状況を注視した上で慎重にホノルル出張計画を立てるとともに、目録編纂に際して資すること大であると判断される古典籍を適宜購入する予定である。
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