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2022 年度 研究成果報告書

ナノ精度飛跡検出器によるタウニュートリノ生成研究

研究課題

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研究課題/領域番号 18KK0085
研究種目

国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))

配分区分基金
審査区分 中区分15:素粒子、原子核、宇宙物理学およびその関連分野
研究機関九州大学

研究代表者

有賀 智子 (古川)  九州大学, 基幹教育院, 助教 (00802208)

研究分担者 小松 雅宏  名古屋大学, 教養教育院, 准教授 (80345842)
佐藤 修  名古屋大学, 未来材料・システム研究所, 特任准教授 (20377964)
吉田 純也  東北大学, 理学研究科, 助教 (60573186)
吉本 雅浩  国立研究開発法人理化学研究所, 仁科加速器科学研究センター, 特別研究員 (40854964)
研究期間 (年度) 2018-10-09 – 2023-03-31
キーワードタウニュートリノ / Ds中間子
研究成果の概要

タウニュートリノ反応断面積測定における最大の不定性であるタウニュートリノの生成について、CERNの加速器による400GeV陽子ビームを用いた研究を実施してきた。CERNでの陽子ビーム照射実験、精密測定手法の開発、データ解析などを行う国際共同研究グループを形成し、CERNにおける暗室ファシリティをベルン大学グループなどと協力して構築した。2021-2022年のビーム照射実験およびデータ解析を、CERN、トルコ、ロシア、ルーマニアの研究者と協力して、国際共同研究にて実施した。また、検出器サイズ、ビーム照射システムの大型化を遂行し、検出器の運用およびデータ読み出しの高速化/効率化を実現した。

自由記述の分野

素粒子実験

研究成果の学術的意義や社会的意義

3世代あるニュートリノの中で電子ニュートリノ・ミューニュートリノが非常によく調べられているのに対して、タウニュートリノはあまり調べられていない粒子である。タウニュートリノ反応断面積を精密に測定することは、ニュートリノ実験や宇宙ニュートリノ観測のための基礎データになるとともに、タウニュートリノ-原子核反応において標準理論を超える物理があるかどうかを探索する試みである。タウニュートリノの生成源であるDs中間子の微分生成断面積は陽子ビームを用いた固定標的実験では測定されておらず、本研究をもとに初測定を行い、将来実験に活かす。

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公開日: 2024-01-30  

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