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2023 年度 研究成果報告書

関節内軟部組織の再生のための機能的 MR 画像と機械特性の関係性の構築

研究課題

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研究課題/領域番号 18KK0104
研究種目

国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))

配分区分基金
審査区分 中区分18:材料力学、生産工学、設計工学およびその関連分野
研究機関広島大学 (2023)
大阪産業大学 (2018-2022)

研究代表者

花之内 健仁  広島大学, 学術・社会連携室, 教授 (40711643)

研究分担者 大槻 周平  大阪医科薬科大学, 医学部, 講師 (20589840)
木下 和昭  四條畷学園大学, リハビリテーション学部, 教授 (20747498)
内田 宗志  産業医科大学, 医学部, 准教授 (60330990)
研究期間 (年度) 2019-02-07 – 2024-03-31
キーワード再生医療 / 定量的MR画像 / 関節軟部組織機械特性 / プローブ機器 / 超音波画像 / 関節軟骨 / 股関節唇 / 半月板
研究成果の概要

本研究は、我が国の高齢者の多くが罹患している変形性関節症への新しい治療体系である、関節内の軟部組織(軟骨・半月板・靭帯・関節唇等)の再生医療(生体材料 等の移植も含む)の確立を目指すものである。現在診療で関節内軟部組織の形態学的特徴を捉えることのできる画像の中で、質的評価として定量的評価が行えるという撮影方法に定量的MRI(緩和時間)があるが、これらが組織自体の力学特性と関連性があるか調査するため、日本で入手困難な新鮮凍結屍体組織を用いた研究を行った。また、昨今、運動器領域の画像診断機器として注目を集める超音波画像と力学特性との関連についての研究も施行した。

自由記述の分野

医工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究を通じて関節軟部組織の機械特性と定量的MRIで得られる緩和時間との間には、条件によっては高い相関関係があることが分かった。この結果は、来るべき整形外科再生医療の評価指標として、術前後問わず、医用画像から関節軟部組織の機械特性が推測できるようになった点で学術的にも社会的にも意義のあるものとなった。また、診療行為として術中に行われる“プロービング”という操作が、やはり組織からの力覚フィードバックを反映したものであること、超音波画像で得られる組織の厚さが機械特性と関係していること等も明らかになったのも、学術的意義があると考える。

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公開日: 2025-01-30  

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