研究課題/領域番号 |
18KK0110
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分21:電気電子工学およびその関連分野
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研究機関 | 富山大学 |
研究代表者 |
長谷川 英之 富山大学, 学術研究部工学系, 教授 (00344698)
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研究分担者 |
玉木 潔 富山大学, 学術研究部工学系, 教授 (20435928)
長岡 亮 富山大学, 学術研究部工学系, 准教授 (60781648)
斎藤 こずえ 奈良県立医科大学, 医学部, 病院教授 (80398429)
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研究期間 (年度) |
2018-10-09 – 2023-03-31
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キーワード | 超音波 / 循環動態 / イメージング |
研究成果の概要 |
動脈硬化症は,心筋梗塞や脳梗塞などの主たる原因であるが,生活習慣病であり,長い時間をかけて徐々に進展するため,繰り返し診断による経時変化の観察が重要である.本研究における海外共同研究者は,動脈の動態が,動脈硬化の進展に関わる内分泌系の変化と関係するという知見を有している.研究代表者は,毎秒最高10,000枚の超高速撮像を可能とする超高速超音波イメージング法を実現しており,繰り返し診断に適した非侵襲な超音波を用いて動脈壁のひずみや血流などの重要な動態を高精度に計測する手法の研究開発を行った.
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自由記述の分野 |
医用超音波工学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
動脈硬化症の診断は,X線CT,MRI,超音波などを用いて血管内腔の閉塞度や血管壁の肥厚を測定することにより行われている.しかし,そのような検査法では動脈壁の形態に変化が生じるほど動脈硬化が進展するまで検出することができない.本研究では,動脈硬化の初期段階から変化が生じると考えられる血管壁の動態や,動脈硬化の進展に影響する血流の情報を,秒間最高10,000枚の撮像速度を実現する超高速超音波イメージングにより計測する手法を開発した点に学術的意義がある.動脈硬化症は長い年月をかけて進展するため繰り返し診断が必要であり,それに適した非侵襲な超音波による測定方法を開発することは社会的にも意義がある.
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