研究課題/領域番号 |
18KK0128
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分24:航空宇宙工学、船舶海洋工学およびその関連分野
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研究機関 | 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 |
研究代表者 |
矢野 創 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究所, 助教 (00321571)
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研究分担者 |
新井 和吉 法政大学, 理工学部, 教授 (10202706)
平井 隆之 千葉工業大学, 惑星探査研究センター, 研究員 (30737888)
佐藤 崇行 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構, 有人宇宙技術部門, 主任研究開発員 (00842296)
佐野 琢己 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構, 有人宇宙技術部門, 主任研究開発員 (90870767)
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研究期間 (年度) |
2018-10-09 – 2024-03-31
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キーワード | 固体微粒子 / 超高速衝突 / 低速衝突 / レーザー加速 / 二段式軽ガス銃 / 自由落下塔 / 宇宙探査 / 国際宇宙ステーション |
研究成果の概要 |
本研究は、近未来の深宇宙探査で求められる1~1000ミクロンオーダーの固体微粒子を0.1~1000m/sオーダーの速度で、真空中で単発ずつ加速し、衝突現象をリアルタイムで観察できる実験機構群を、世界に先駆けて構築することを目的とした。そのため、低速・高速・超高速の速度領域ごとに専用の固体微粒子加速機構を、日米に現存する実験装置を改良して開発した。全研究期間を通じて、日米に開発・整備した衝突実験機構群で取得した地上試験データを駆使することで、過去・現在・近未来の宇宙ミッションにおけるダスト計測・捕集・防御装置について、各ミッションに適切な速度・質量範囲での校正データの取得・蓄積が可能になった。
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自由記述の分野 |
宇宙探査科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究以前の宇宙分野には、極低速度から超高速度の幅広い領域で、1-1000ミクロンオーダーの固体微粒子を、真空チェンバー内で単発ずつ加速し、速度を測定し、衝突現象をリアルタイムで観察できる実験機構群は、世界のどこにも存在しなかった。今回の実現により、過去・現在・近未来の宇宙ミッションにおけるダスト計測・捕集・防御装置について、各ミッションに適切な速度・質量範囲での校正データの取得・蓄積が可能になった。今後は、これらの衝突実験機構群ネットワークを世界規模に拡張し、企業等にも開かれた枠組みに整備できれば、学術研究だけでなく、持続可能で安全な人類の宇宙活動にも積極的に貢献できるようになる。
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