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2021 年度 実施状況報告書

熱帯アジア不良環境下の直播稲作体系改善のための国際研究ネットワーク構築

研究課題

研究課題/領域番号 18KK0169
研究機関東京大学

研究代表者

加藤 洋一郎  東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (50463881)

研究分担者 中島 大賢  北海道大学, 農学研究院, 助教 (70710945)
深野 祐也  東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 助教 (70713535)
藤田 大輔  佐賀大学, 農学部, 准教授 (80721274)
研究期間 (年度) 2018-10-09 – 2023-03-31
キーワードイネ
研究実績の概要

コロナ禍において、熱帯アジアではロックダウンによる厳しい外出制限がかけられている地域もある。オンラインによる共同研究展開には限界があり、不良環境の直播稲作地帯への現地調査や現地試験に制限が生じた状況は大きく改善されなかった。そのような中、国際共同研究ネットワーク構築と強化をオンラインベースで進めることにエフォートを割いた。ACSAC10(アジア作物学会国際会議;オンライン開催)において、本研究プロジェクトによって構築した直播稲作研究ネットワークを活用して、中国・オーストラリア・インド・フィリピン、そして日本の5カ国からの研究者を招待し、アジア・オセアニア圏の直播稲作の研究課題と技術革新、そして社会実装に向けた研究課題についてセッションをオーガナイズし、議論を行った。セッションにはミャンマー、インドネシア他熱帯アジアからの参加もあり、のちに多くのフィードバックを得て、直播稲作の国際的な研究基盤をさらに強化することが出来た。また、熱帯アジアにおける直播水稲栽培の現地共同研究を一部で再開し、東ティモール国において展開される水稲直播栽培の実態と生産課題の調査、生産力調査を行った(当該国において直播稲作の栽培研究が実施されるのは初めてである)。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

コロナ禍において、熱帯の農業生産に関する国際共同研究強化は厳しい現状があるが、移動制限が徐々に解除されつつあるため、遅れを取り戻せるものと考えている。

今後の研究の推進方策

熱帯アジアにおける直播水稲栽培の現地共同研究を可能な限りで再開するとともに、アジア・オセアニア圏の直播稲作の研究課題と技術革新、そして社会実装に向けた研究課題に関して総説執筆(国際共著)を進める。

次年度使用額が生じた理由

コロナ禍において、熱帯アジアにおける直播水稲栽培の現地共同研究をほとんど行うことが出来なかった。今後は可能な限りで再開する。

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公開日: 2022-12-28  

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