研究課題/領域番号 |
18KK0184
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分41:社会経済農学、農業工学およびその関連分野
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研究機関 | 帯広畜産大学 |
研究代表者 |
耕野 拓一 帯広畜産大学, 畜産学部, 教授 (20281876)
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研究分担者 |
蒔田 浩平 酪農学園大学, 獣医学群, 教授 (40588133)
ランドリアナントアンドロ ティアナ 帯広畜産大学, 畜産学部, 外国人研究者 (60828961)
宮崎 さと子 (窪田さと子) 帯広畜産大学, 畜産学部, 准教授 (90571117)
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研究期間 (年度) |
2018-10-09 – 2024-03-31
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キーワード | ミャンマー / マダガスカル / スリランカ / 経済疫学 / 牛結核 / ブルセラ病 |
研究成果の概要 |
途上国における畜産物への需要・生産の拡大が続く一方で、畜産分野では先進国においてすでに制圧されてしまった風土病的人獣共通感染症(Zoonosis)の広がりが大きな問題となっている。 研究の目的は、途上国のフィールド調査において家畜から採血などを行い、途上国ではほぼ把握されていないNZDの感染拡大(有病率)の実態を把握することである。「知識」および「誘因」に着目した介入疫学調査をミャンマー、マダガスカル、スリランカで実施し、エージェンシー理論を基にして、隠匿行動からもたらされる経済外部性の緩和の効果を、対策に必要な「費用」と、期待される経済的「便益」を考察した。
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自由記述の分野 |
農業経済学、経済疫学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
家畜の感染症拡大の背景には、社会に埋め込まれた人間(農家)行動があり、これが感染症拡大の一要因であることが明らかとなった。これまでの途上国における家畜感染症対策は、感染症の知識提供やワクチン開発や接種などに重点がおかれてきた。農家行動も考慮した感染症対策を進めることで、より効果的な対策が実施できる可能性が示された。
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