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2020 年度 研究成果報告書

小児ネフローゼ症候群疾患感受性遺伝子及び薬剤感受性遺伝子同定のための国際共同研究

研究課題

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研究課題/領域番号 18KK0244
研究種目

国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))

配分区分基金
審査区分 中区分53:器官システム内科学およびその関連分野
研究機関神戸大学

研究代表者

飯島 一誠  神戸大学, 医学研究科, 教授 (00240854)

研究分担者 人見 祐基  星薬科大学, 薬学部, 特任講師 (10525819)
堀之内 智子  神戸大学, 医学研究科, 助教 (30754593)
長野 智那  神戸大学, 医学研究科, 助教 (60814316)
野津 寛大  神戸大学, 医学研究科, 特命教授 (70362796)
研究期間 (年度) 2018-10-09 – 2021-03-31
キーワードステロイド感受性ネフローゼ症候群 / ゲノムワイド関連解析 / 疾患感受性遺伝子 / ネフリン / フィンランド型先天性ネフローゼ症候群
研究成果の概要

我々は、987例の小児ステロイド感受性ネフローゼ症候群患者検体と日本人健常者コントロール検体3,206例を対象として、「ジャポニカアレイ」を利用したGWASを行い、HLA-DR/DQ領域以外に19q13.12のNPHS1-KIRREL2領域と9q32のTNFSF15領域にゲノムワイド有意な関連を示すバリアント(多型)を同定した。この二つの領域から重要と考えられる複数のバリアントが、日本人コホートも含めた国際メタ解析で有意な関連を持つことも明らかにした。また、NPHS1領域のバリアントがNPHS1 mRNAの発現調節に関与する機能バリアントであることが明らかになった。

自由記述の分野

腎臓学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、希少なメンデル遺伝病であるフィンランド型先天性ネフローゼ症候群の病因遺伝子NPHS1が、小児腎疾患で最も頻度の高い多因子疾患であるステロイド感受性ネフローゼ症候群の疾患感受性遺伝子でもあることを明らかにしたものであり、ステロイド感受性ネフローゼ症候群の発症機序における遺伝学的理解を導くための重要なマイルストーンとなるとともに、腎臓病学におけるパラダイムシフトとなる研究である。

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公開日: 2022-01-27  

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