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2023 年度 研究成果報告書

ピロリ菌の病原性と薬剤耐性を考慮したテーラーメード治療の確立に関する国際共同研究

研究課題

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研究課題/領域番号 18KK0266
研究種目

国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))

配分区分基金
審査区分 中区分58:社会医学、看護学およびその関連分野
研究機関大分大学

研究代表者

山岡 吉生  大分大学, 医学部, 教授 (00544248)

研究分担者 松本 昂  大分大学, 医学部, 助教 (50609667)
矢原 耕史  国立感染症研究所, 薬剤耐性研究センター, 室長 (70542356)
研究期間 (年度) 2018-10-09 – 2024-03-31
キーワードヘリコバクター・ピロリ / 国際共同研究 / 抗菌薬耐性 / 病原性 / テーラーメード / 遺伝子解析
研究成果の概要

本研究は、胃癌多発国のモンゴル、ブータン、ベトナムを対象に、現地の共同研究者と協力して次世代シーケンサーを用いたピロリ菌の全ゲノム解析を行い、胃癌誘発因子および抗菌薬耐性関連遺伝子の変異・多型を解析した。モンゴルにおけるピロリ菌の特異性が明らかになり、ゲノムワイド関連解析では特定の遺伝子多型が疾患との関連を示すことを示した。また、ピロリ菌のバイオフィルム形成に関与する遺伝子変異の解明や、抗菌薬耐性に関与する新規遺伝子変異の特定を行った。これにより、抗菌薬耐性を引き起こす遺伝子変異のメカニズムが明らかになり、将来的には非侵襲的かつ迅速な病原因子・薬剤耐性検査方法の開発が期待される。

自由記述の分野

消化管感染症

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の学術的意義は、胃癌多発国であるモンゴル、ブータン、ベトナムを対象に次世代シーケンサー(NGS)を用いたピロリ菌の全ゲノム解析を通じて、胃癌誘発因子および抗菌薬耐性関連遺伝子の変異・多型を解明したことにある。社会的意義としては、胃癌の早期発見・予防および適切な治療法の選択が可能になることが挙げられる。これにより、開発途上国における胃癌発症率の減少が期待され、非侵襲的かつ迅速な診断法の開発によって、医療アクセスの改善が図られる。また、若手研究者の育成や現地の医療体制強化に寄与し、グローバルな健康問題の解決に向けた国際協力のモデルケースとなる。

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公開日: 2025-01-30  

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