研究課題/領域番号 |
18KK0267
|
研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
黒田 嘉紀 宮崎大学, 医学部, 教授 (50234620)
|
研究分担者 |
矢野 靖典 宮崎大学, 国際連携センター, 助教 (00574188)
丸山 真杉 宮崎大学, 医学部, 教授 (40173968)
菱川 善隆 宮崎大学, 医学部, 教授 (60304276)
日野浦 拓之 宮崎大学, 医学部, 助教 (90801168)
|
研究期間 (年度) |
2018-10-09 – 2023-03-31
|
キーワード | ヒ素 / 地下水 / 妊娠・出産 / 小児の成長と発達 |
研究実績の概要 |
本研究は、2018年度から準備し、2019年度に実際の調査を行う予定で準備を進めた。当初は2019年度の早い時期に現地に趣き、海外協力機関であるDMR(Department of Medical Research)と調査の打ち合わせおよび、調査地域の下見を行う予定であった。2019年7月に予定し準備したが、DMRの都合でキャンセル、その後DMRの都合から予定を組むことができなかった。2019年11月と2020年1月にミャンマーに赴こくとになり、DMRへの説明および打ち合わせ、および予定調査地のHealth center(日本での保健所)の責任者との打ち合わせも行い、実際の調査開始時期を2020年3月とし、調査地域も決定した。しかし、2020年3月にコロナウイルスのパンデミックが発生、海外への渡航が困難となったことから、日本からのスタッフは参加せず、現地スタッフのみで予定通り調査行なった。 調査の結果、妊婦144名の協力が得られた。今後は2回目の調査を行う予定であるが、現在コロナ禍で、ミャンマー国でも感染者が増加しており、海外渡航が困難なこと、および調査地域への外国人立ち入りが禁止されていることから、今後についての予定は未定である。海外渡航が可能となり、調査地域に立ち入りが許可された時点で2回目の調査を行うよう計画する予定である。ただし、当初の予定であれば2020年9月に2回目の調査予定であったが、ミャンマー国のコロナ患者増加の状況を考えると、2020年9月の調査は難しいのではないかと判断せざるを得ない状況である。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
これまでの計画では、2019年度の早い時期に調査を開始し、この年度中に2度の調査を行う予定であったが、実際は初期調査しか行えず、Baseline data収集のみであることから、軽度遅延していると判断する。
|
今後の研究の推進方策 |
2020年3月に最初の調査を実施し、妊婦144名の協力を得ることができたことから、当初の予定では6ヶ月ごとに調査を継続していくこととなり、具体的には2020年9月に調査予定である。しかし今後のコロナ禍の状況は見通せず、いつになれば調査が行えるか不明であることから、今後研究の進捗については不確定な状況である。
|
次年度使用額が生じた理由 |
2019年度は、年度の早いうちに調査を実行し、6ヶ月後に2回目の調査を予定していたが、ミャンマー国のDMRとの調整で、2019年度に2回の調査を行う予定であったが、DMR内部の理由から、調査地域との調査が遅れて、2019年度は一度しか行うことができなかった。それにより次年度使用額が生じることとなった。
|