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2021 年度 実施状況報告書

ミャンマーヒ素汚染地域での発達、発育に関するコホート調査

研究課題

研究課題/領域番号 18KK0267
研究機関宮崎大学

研究代表者

黒田 嘉紀  宮崎大学, 医学部, 教授 (50234620)

研究分担者 矢野 靖典  宮崎大学, 国際連携センター, 助教 (00574188)
菱川 善隆  宮崎大学, 医学部, 教授 (60304276)
日野浦 拓之  宮崎大学, 医学部, 助教 (90801168)
丸山 真杉  宮崎大学, 医学部, 教授 (40173968) [辞退]
研究期間 (年度) 2018-10-09 – 2023-03-31
キーワードミャンマー / 出生コホート調査 / ヒ素
研究実績の概要

2021年は当初、日本とミャンマーのコロナ感染とミャンマーの軍事クーデターが落ち着き、安全に調査が行える状況になれば、研究代表者と研究分担者がミャンマーに入り、調査を行う予定であった。しかし日本のコロナ感染は落ち着かず、海外渡航は厳しく制限された。またミャンマーの軍事クーデターについても、クーデターに反対する国民と軍が激しく対立し、2021年当初は安全に調査できる状況ではなく、状況を見守っていた。2021年の後半からミャンマーでのコロナ感染状況が徐々に落ち着き、クーデターの状況も都市部では落ち着きが見られ、なんとか調査が行える状況となり、調査の準備に入った。しかし日本ではミクロン株により感染が再拡大し、渡航が厳しく制限されたことから、研究代表者と研究分担者がミャンマーに渡航できない状況が続いたため、現地の協力者と連絡を密にとり、2021年度末(2022年1月)に現地の協力者のみにて、2019年度にリクルートした対象者170名の追加調査を行なった。現在その結果を解析中である。ただし、調査地では散発的に国軍と国軍に反対する国民との衝突が起こっていることから、研究代表者と研究分担者が現地に入ることは今しばらく不可能であり、また現地の協力者による調査も定期的には難しい状況である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

コロナ感染およびミャンマーにおける軍事クーデターにより安全に調査が行える状況ではなく、本研究は予定より遅れている。2021年度末にミャンマーのコロナ感染状況がある程度落ち着き、軍事クーデターについても都市部では落ち着きが見られたので、追跡調査を行なったが、予定より計画の進捗ははるかに遅れている。調査地域の農村部では、クーデターに反対する国民と軍部の衝突が散発的にみられることから、今後の調査については予断を許さない状況だ続くと思われる。

今後の研究の推進方策

現在、コロナ感染は両国で徐々に落ち着いてきたが、ミャンマーで発生した軍事クーデターは都市部では落ち着いてはいるものの、調査地域の農村部では以前危険な状況が続いていることから、本研究は政情が安定するまで待機している状況である。この間も現地の関係者とは定期的に情報を共有し、調査の準備は行なっている。研究代表者と研究分担者がミャンマーに入り調査を行うことは、上記の理由から安全を担保できないことから、今後もかなり困難を極めると予想されるため、現地の協力者と連絡を密にし、現地協力者のみで行えないか検討する。

次年度使用額が生じた理由

世界的なコロナ感染の拡大および、ミャンマーでの軍事クーデターにより、安全に調査が行える状況になく、実際に予定した調査が行えなかったため。

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公開日: 2022-12-28  

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