研究課題/領域番号 |
18KK0275
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
田山 淳 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (10468324)
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研究分担者 |
武岡 敦之 長崎大学, 保健センター, 客員研究員 (10807051)
井ノ上 憲司 大阪大学, 高等教育・入試研究開発センター, 特任講師(常勤) (70542033)
小川 豊太 (濱口豊太) 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 教授 (80296186)
河原 純一郎 北海道大学, 文学研究院, 教授 (30322241)
一藤 裕 長崎大学, ICT基盤センター, 准教授 (90590274)
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研究期間 (年度) |
2019-02-07 – 2023-03-31
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キーワード | IBS / セルフマネジメント / e-Healthシステム / 腸内細菌 / 過敏性腸症候群 |
研究実績の概要 |
前年度までにIBSのセルマネジメントを行う目的で、既存のガイドブックの翻訳作業を実施した。その後、翻訳内容について、e-learningシステムに実装出来る形にするため、学習内容面の微修正(e-learningに即した内容に)を行うと共に、e-learningのプラットフォームの決定、ダウンロード方法の決定など、e-learningシステムの仕様についても検討をおこなった。細部検討後、e-learningサイトを実際に構築し、試験運用をおこなった。試験運用によって、コンテンツのフォントの大きさ、フォントと背景の色の設定、ナレーション設定等の点で微修正を行う必要が生じたので、微修正を行い、また、アクセスなどに問題が生じないことや、ユーザビリティの面でもユーザー視点で使用感を検討した。その後、本運用をスタートさせ、IBS有症状者については、20名をリクルートしデータ取得を行った。 当該年度において実施した研究の成果の具体的な内容としては、前年度に加えて18名分のデータを取得することができ、目標対象者数である40名に近づけることができた(あと2名で目標数に達成)。対象者に対するアセスメントとしては、セルフマネジメント前後の腸内細菌検査、QOL、食行動、消化器症状重症度、消化管と関連した不安感、精神的苦痛、EEGをそれぞれ評価した。なお、腸内細菌、EEG以外の評価指標については、随時データ入力を行っている。腸内細菌の解析については、外注をすることが決まっているが、実験のバッチ効果等に鑑みて検体が全て集まってから一斉に発送予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当該年度については、コロナ渦中のため、リクルートが思うように進まなかった。実際のリクルートについては、目標数40例に対して38例をリクルートした状態である(あと2例で目標数達成)、
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今後の研究の推進方策 |
今後、残りのリクルートを行い、データがそろったところで、各種データ解析を行う。
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナ禍のため、リクルートが最後まで終わらなかったため、関連する消耗品が不必要であった。次年度については、早期にリクルートが終わるため、消耗品が必要になるため、これを購入する。
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