研究課題/領域番号 |
18KK0275
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
田山 淳 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (10468324)
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研究分担者 |
武岡 敦之 長崎大学, 保健センター, 客員研究員 (10807051)
井ノ上 憲司 大阪大学, スチューデント・ライフサイクルサポートセンター, 特任講師(常勤) (70542033)
小川 豊太 (濱口豊太) 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 教授 (80296186)
河原 純一郎 北海道大学, 文学研究院, 教授 (30322241)
一藤 裕 長崎大学, ICT基盤センター, 准教授 (90590274)
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研究期間 (年度) |
2019-02-07 – 2023-03-31
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キーワード | eHealth / セルフマネジメント / 過敏性腸症候群 / 腸内細菌 / 脳波 |
研究実績の概要 |
目的:先に過敏性腸症候群(IBS)用のセルフヘルプガイドブックをeHealthプログラムとして再構成した。eHealthプログラムがIBS症状の軽減に有効かどうかは、まだ実証的に検討されていない。本研究では、eHealthベースのセルフマネジメントプログラムがIBS症状の重症度を軽減できるかどうかを検証することを主目的とした。 方法:研究デザインは、eHealthセルフマネジメントプログラムに参加するeHealth介入群(n = 21)と、通常治療群(n = 19)を比較するオープンラベルの単純無作為化比較試験である。eHealthプログラムは、これまでに有効性が確認されているセルフヘルプガイドブックの内容に基づき、5つのチャプターで構成した。eHealth介入群は、8週間、セルフマネジメントプログラムに無制限にアクセスすることができた。主要アウトカムである参加者のIBS症状の重症度は、ベースライン時と8週間後にIBS-重症度指数(IBS-SI)を用いて評価した。副次的なアウトカムとして、参加者のQOL、腸内細菌、脳波をベースライン時と8週間後に評価した。 結果:IBS-SIスコアの純変化は、eHealth群と通常治療群の間で有意差があった(-50.1;95% CI, -87.6 to -12.6;p = 0.010)。eHealthグループは、8週間の介入後のIBS-SIスコアがベースラインのスコアよりも有意に低かった(t = -3.2, p < 0.01)。 結論 eHealthプログラムの実施により、IBS-SIの改善、QOLの向上、シアノバクテリア占有率の減少が見られた。
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