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2018 年度 実施状況報告書

海水温上昇にともなう大型回遊魚の分布域の変化を予測するモデルの構築

研究課題

研究課題/領域番号 18KK0293
研究機関国立極地研究所

研究代表者

渡辺 佑基  国立極地研究所, 研究教育系, 准教授 (60531043)

研究分担者 中村 乙水  長崎大学, 海洋未来イノベーション機構, 助教 (60774601)
松本 瑠偉  一般財団法人沖縄美ら島財団(総合研究センター), 総合研究センター 動物研究室, 主任研究員 (90816430)
研究期間 (年度) 2018-10-09 – 2022-03-31
キーワード行動生態 / 環境適応 / 水温 / 魚類
研究実績の概要

本研究プロジェクトは2018年度の半ばから始まった。2018年度は時間が限られていたため野外調査を行わず、2019年度以降に行う野外調査の準備を進めた。
ヨシキリザメについてTrinity College Dublin (アイルランド)のNicholas Payne博士と、メカジキについてタスマニア大学(オーストラリア)のJayson Semmens博士と、マンボウについて水産試験所東部海洋生物研究センター(台湾)の江偉全博士とそれぞれ連絡をとり、具体的な調査方法や必要な器具等について確認をした。また研究分担者(長崎大中村、美ら島財団松本)とも密に連絡を取り合い、とりわけ松本の担当するジンベエザメの調査に関して具体的な手法の確認をした。また調査で使用する記録計をテストするとともに、浮力体を成型して魚類に取り付けるパッケージを製作した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

上述のように具体的な調査はまだ始まっておらず、準備を進めた段階である。ただし2019年度の始めからすぐに調査を始められる体制が整ったので、(2)「おおむね順調に進展している」と判断した。

今後の研究の推進方策

当初の予定通り研究を遂行していく。さまざまな外洋性魚類に記録計を取り付け、詳細な行動と体温とを同時に計測する。魚の鉛直移動にともなう体温の変化と、それに対応した活動量の変化を分析することによって、種ごとの温度適応を明らかにする。得られた結果を論文にまとめ、国際学術誌に投稿する。

次年度使用額が生じた理由

次年度使用額が生じたのは、本研究の採択が決まったのが2018年度の半ばであり、年度中に野外調査を行うことができなかったためである。その分、2019年に野外調査を積極的に行い、旅費や物品費(動物に取り付ける記録計や、それを動物から切り離すリリーサーなど)として研究費を使用する予定である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 国際共同研究 (3件)

  • [国際共同研究] Trinity College Dublin(アイルランド)

    • 国名
      アイルランド
    • 外国機関名
      Trinity College Dublin
  • [国際共同研究] University of Tasmania(オーストラリア)

    • 国名
      オーストラリア
    • 外国機関名
      University of Tasmania
  • [国際共同研究] 水産試験所東部海洋生物研究センター(台湾)

    • 国名
      その他の国・地域
    • 外国機関名
      水産試験所東部海洋生物研究センター

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公開日: 2019-12-27   更新日: 2022-08-18  

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