研究課題/領域番号 |
18KK0334
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研究機関 | 立教大学 |
研究代表者 |
唐澤 一友 立教大学, 文学部, 教授 (00347288)
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研究期間 (年度) |
2018 – 2021
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キーワード | 古英語文学 / 古英語文学 |
研究実績の概要 |
本年度は昨年度の英国における共同研究者との研究について、適宜オンラインで会議をしながら、各共同研究者が引き続き各自の担当分野の研究を行った。昨年度はコロナウイルスの問題のため、国際学会やシンポジウムが相次いで中止となり、共同研究全体にかかる成果の発表を行うことが出来なかったため、当初の計画では本年度に改めてシンポジウムを行うつもりであったが、引き続きコロナウイルスの問題のため、海外に渡航することが出来ず、対面でのシンポジウムは行えなかった。年度の後半になり、今年度も対面によるシンポジウムを行える可能性が極めて低いということが判明したため、オンラインで小規模なシンポジウムを行い、各自の研究成果を発表するとともに、参加者の間で意見交換を行った。 このシンポジウムの成果をもとに、論文集を出版予定であるため、本年度は共同研究者と論文集出版に向けての計画を練ると同時に、共同研究者以外の協力者(論文寄稿者)を選定し、執筆依頼等を行った。協力をお願いしたのは以下の方々で、そのほとんどの方については上記のオンラインシンポジウムにも参加していただいた。Daniel Anlezark (シドニー大学)、Paul Cavill (ノッティンガム大学)、Winfried Rudolf(ゲッティンゲン大学)、Simon Thomson(デュッセルドルフ大学)、Ryan Lavelle(ウィンチェスター大学)、Caitlin Ellis(ダラム大学)、Britton Brooks(東京大学)、Rachel Burns(オクスフォード大学)、Luisa Ostacchini(オクスフォード大学)Eleni Ponirakis(ノッティンガム大学)。 本共同研究における私自身の担当については、本年度は論文一編を執筆・出版し、また、上記のオンラインシンポジウムにおいて研究発表を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本研究は英国における共同研究者との会議や共同での調査等、英国における研究活動に重きを置いたものであるが、コロナウイルス問題のため渡英することが全くできなかったため。また、本来は本年度が研究最終年度であったが、同問題の影響で昨年度シンポジウムや国際学会での成果発表が出来ず、また、今年度も同問題が続いており、対面でのシンポジウムの可能性を模索したものの、結局、当初の予定よりも大幅に遅れて、年度後半にオンラインで行うこととなった。そのため、シンポジウムを受けて編纂する予定の論文集についても予定よりも大分遅れて作業をしているところである。
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今後の研究の推進方策 |
上記のような状況で、研究が予定よりも遅れているため、研究期間を一年間延長することを申請した。今後一年間で、上記の論文集編纂の作業を通じ、共同研究者や協力者と議論を繰り返しながら研究を深め、充実した論文集を仕上げたい。それに加え、学会等において、共同研究者や協力者と本研究の成果の一部を発表する予定である。
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