研究課題/領域番号 |
18KK0346
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研究機関 | 公立小松大学 |
研究代表者 |
木場 紗綾 公立小松大学, 国際文化交流学部, 准教授 (20599344)
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研究期間 (年度) |
2019 – 2021
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キーワード | 軍 / 警察 / セキュリティ・ガバナンス / セキュリティ・ガヴァナンス / ドイツ / 国境管理 |
研究実績の概要 |
ドイツ連邦ポツダム市のドイツ軍史社会科学研究所に5ヶ月間滞在し、「軍事社会学チーム」のMarkus Steinbrecher博士ほか10名と共に共同研究を実施した。ドイツ滞在中は、軍と警察へのインタビュー、軍事社会学に関する共同書籍の共同執筆、公開セミナーでの報告・ディスカッション、大学での講演などを実施した。 また、2019年6月にポルトガルのリスボンで開催された欧州軍事社会学会(European Research Group on Military and Society)においては、「警察-軍関係ワーキンググループ」のパネルで報告を行うと同時に、討論者を務めた。 2019年7月には、スイス・ジュネーブ、オランダ・ハーグ、イギリス・カンタベリーにおいて、それぞれ現地の研究機関での研究報告と意見交換を行った。 2020年度以降は、研究論文の執筆と、引き続き共著の出版を目指していく。 また、ドイツ側の共同研究者らを日本に招いて、研究成果を発信する公開シンポジウムを2020年度以降に実施することを考えている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2019年度に予定していた5ヶ月の在外研究では、期待していた成果を上げ、調査と並行して複数の国際学会での報告を行うことができた。 共同研究者らと共に執筆し、ドイツ軍史社会科学研究所から出版予定の著書については、現在、印刷を待っている状態であり、刊行は2020年度となる。
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今後の研究の推進方策 |
2020年度も夏期及び冬期にドイツに滞在しつつ共同研究を進める予定であるが、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、渡航計画を変更せざるを得ない可能性がある。渡航ができない場合は、オンラインで利用できるリソースや、オンライン会議などを最大限活用しつつ、共同研究を進める予定である。 なお、ドイツ側の共同研究者らを日本に招いて、研究成果を発信する公開シンポジウムを実施することを考えている。新型コロナウイルス感染症の状況をみつつ、2020年度後半の開催、あるいは2021年度の開催を目指したい。
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