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2020 年度 実施状況報告書

空間・時間・情報を通じた戦略相互作用の分析:不完備情報ゲームと情報設計の理論

研究課題

研究課題/領域番号 18KK0359
研究機関東京大学

研究代表者

尾山 大輔  東京大学, 大学院経済学研究科(経済学部), 教授 (00436742)

研究期間 (年度) 2019 – 2021
キーワードinteraction game / incomplete information / information design / higher order belief / supermodular game / potential game
研究実績の概要

何らかの目的関数に照らし合わせて望ましい帰結を得るために,行動主体に対してどのような情報構造を与えればよいか,という情報設計問題について,共同研究者とともに定式化・分析を行った.とくに,目的関数に鑑みて最悪シナリオの均衡が実現すると想定し,その下での最適な情報構造を求める,という最悪ケース最適化を考えた.最悪均衡で遂行できる帰結の特徴づけ,および,ゲームに一定の構造を仮定したときの最適解の特徴づけを得ることができた.
2020年度3月 (2021年3月) から予定していた海外渡航については,新型コロナ感染拡大のためその準備段階からプロセスがストップしたままで実現できなかった.リモートでの打ち合わせ等によって共同研究を行った.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

2020年度3月 (2021年3月) からの渡航を計画していたが,コロナ禍でまったくもって実現不可能であった.一方で,情報設計の最悪ケース最適化問題に関する共同研究プロジェクトは当初の計画以上に進展した.これらをもって「おおむね順調に進展している」と判断した.

今後の研究の推進方策

コロナ禍のため,サバティカル研究期間を半年先延ばしして2021年10月開始となった.2021年10月渡航開始を目指してそのための準備を行う.当面は,リモートでの打ち合わせを通して,情報設計に関する共同研究について得られている結果の精緻化を行う.

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公開日: 2021-12-27  

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