研究課題/領域番号 |
18KK0359
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
尾山 大輔 東京大学, 大学院経済学研究科(経済学部), 教授 (00436742)
|
研究期間 (年度) |
2019 – 2022
|
キーワード | interaction game / incomplete information / information design / higher order belief / supermodular game / potential game |
研究実績の概要 |
何らかの目的関数に照らし合わせて望ましい帰結を得るために,行動主体たちに対してどのような情報構造を与えればよいか,という情報設計問題についての理論研究を行う.とくに,目的関数に鑑みて最悪シナリオの均衡が実現すると想定し,その下での最適な情報構造を求める,という最悪ケース最適化を考える. 2021年10月末にMIT経済学部に渡航し,生活立ち上げ期間を経たあと,海外共同研究者との対面共同研究を開始することができた.前年度までに得られていた結果の拡張,より広い文脈への応用など,研究をより発展させることができた.また,さまざまな制約条件の下での貨幣支払い付きの情報設計問題に関して議論を開始した.
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本年度に入り渡航先機関が客員研究員受け入れを再開したため,2021年10月末から渡航することができた.生活立ち上げ期間を経たあと,海外共同研究者との対面共同研究を本格的に開始し,研究課題についてのより深い理解を得ることができた.
|
今後の研究の推進方策 |
残り半年の滞在期間中に,情報設計問題についての研究の改訂作業を完結させる.貨幣支払い付きの情報設計問題についての研究を進展させる.
|