研究課題/領域番号 |
18KK0362
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(A))
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 早稲田大学 (2022) 名古屋大学 (2018-2021) |
研究代表者 |
宮澤 尚里 早稲田大学, 社会科学総合学術院(先端社会科学研究所), 主任研究員 (80625476)
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研究期間 (年度) |
2019 – 2022
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キーワード | 環境管理 / 伝統的ガバナンス / 環境資源 / ガバナンス |
研究成果の概要 |
紛争後社会で環境資源を管理するにあたり、伝統的ガバナンスが効果的に機能するための方策を分析することを目的とし、伝統的ガバナンスに関する法政策と適用事例を検証した。特に、インドネシアにおいて、ウダヤナ大学と協力し、フィールド調査を実施し、伝統的ガバナンス、伝統文化、スバックに関する政策、適用事例、実態について調査できた。特に、地方自治体、大学、NGO、村落組織、農業組織、農家ら等に対しインタビュー調査を行い、異なる視点からの有益な情報を聞き取ることができた。コミュニティとのアクション・リサーチも実施し、伝統的ガバナンスに影響を与えている制度・要因、対応策について調査分析することができた。
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自由記述の分野 |
環境管理、コミュニティ開発
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は海外事例に根差した実証的な研究であり、海外の大学との共同研究で長期滞在することにより、研究の基礎材料となるデータの量と質を高めることができた。伝統的ガバナンスを適用している地域では、資源の回復につながり、地域社会の安定や和解の促進に影響している事例も収集・分析してきた。これらの研究成果は「研究者」および「実務者」とって有益なものと考えられる。
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