研究課題/領域番号 |
18KK0391
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研究機関 | 大阪公立大学 |
研究代表者 |
竹内 宏光 大阪公立大学, 大学院理学研究科, 講師 (10587760)
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研究期間 (年度) |
2019 – 2023
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キーワード | フェルミ超流体 / 自発的対称性の破れ / 位相欠陥 / 量子渦 |
研究実績の概要 |
本科研費研究の渡航先であるベルギーは、欧州の中でも新型コロナウイルスの流行に関する規制が比較的厳しい国である。当初は2020年度に渡航を開始する予定であったが、世界的パンデミックの状況を考慮しつつ、所属する部局および渡航先の受け入れ研究者との調整の末、2年間の延期を決定し、2022年度4月より渡航開始することにした。ところが、その時点においてもベルギーでは感染対策規制が敷かれていたため約半年の延期を決定した。後期にはプライベートで大きなライフイベントが発生したために休業を取得しており、渡航先の受入れ研究者とメールで協議した結果、2022年度内の渡航は不可能と判断した。 このような中途半端な状況下で本科研費研究に従事することは非常に非効率であり、自身の全ての研究活動を全体的に捉えた時に、その進捗に深刻な影響を与える。そうなっては取り返しがつかないため、渡航開始の見通しがつくまでは本科研費研究は実質的に中断することになった。 現在、2023年度7月の渡航開始に向けて準備を行っている。上記ライフイベントの発生により、当初予定していた1年間の長期渡航は困難となった。そのため、数カ月間の中期渡航を複数回実施するつもりである。2022年度内もライフイベントの影響で休業を取得するため、2024年度も含めて複数年に渡って渡航を実施する。今後実験グループとの連携も視野に入れており、現在、協議に向けて調整中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究実績の概要に記載の通りである。
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今後の研究の推進方策 |
これまで2度にわたる渡航計画が中止された。当初は1年間の連続的な渡航を計画していたが、約3ヶ月の渡航を複数回に分けて渡航する。2023年度は休業を取得する見込みのため、複数年度には足り渡航を実施する予定である。ベルギー以外の理論グループや実験グループとの共同研究も視野に入れて、渡航先増やす見込みである。新型肺炎の影響も薄れてきており、海外渡航もしやすくなってきたため、関連する国際会議にも積極的に参加する。
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