研究実績の概要 |
申請者は現在実施中の科研費 (基課題) を強力に推進し, 単一ナノワイヤ・ナノシートが単離可能という貴重な特性を有する分子低次元系 (ジピリン金属錯体ナノワイヤ・ナノシート; グラフィジイン) の創製を達成した. 一方海外共同研究者として迎えるProf. F. Zamora・Prof. P. Amo-Ochoa両教授らは導電性AFMを用いた単一の金属錯体ナノワイヤの詳細な伝導度測定およびその理論的解釈を発表するなどの実績を有する. 本国際共同研究では, 単一鎖・シートに単離可能なナノワイヤ・ナノシートと両教授のAFMによる伝導度測定・解析技術を融合させ, これら革新的ナノ材料のエレクトロニクス方面への展開を具現化することを目的に設定した. 2019年度は, しかしながら, 自身の異動とコロナ禍のため, 渡航の目途は立っていない状況であった. 受け入れ先の両教授とは, 定期的にコンタクトを取っている状況にある.
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