• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 研究成果報告書

複合レーザ計測による高圧・希薄乱流予混合火炎の火炎構造の解明とプラズマ利用制御

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 18KK0400
研究種目

国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(A))

配分区分基金
研究分野 熱工学
研究機関東京工業大学

研究代表者

志村 祐康  東京工業大学, 工学院, 准教授 (30581673)

研究期間 (年度) 2019 – 2022
キーワード乱流燃焼 / 燃焼振動 / レーザ計測 / 燃焼制御 / 誘電体バリア放電プラズマアクチュエータ / 能動制御
研究成果の概要

高強度乱流・高圧条件の希薄乱流予混合火炎の燃焼不安定性や燃焼振動特性などを火炎構造の観点から明らかにすることを目的とし,スワール型燃焼器に形成される完全または部分予混合乱流火炎に対して複合レーザ計測を適用することで研究を遂行した.様々な条件における計測結果から燃焼振動遷移時の特徴的な火炎構造や火炎基部構造の変動特性の要因などを明らかにした.さらに得られた火炎構造に関する知見に基づく燃焼振動制御法として,誘電体バリア放電(DBD)プラズマアクチュエータなどを検討し,その制御特性を明らかにした.また,さらなる火炎構造及び燃焼特性の解明に向けてPLIFなどに基づく温度計測手法を構築した.

自由記述の分野

熱流体工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究で明らかにされた燃焼振動遷移時の特徴的な火炎構造や火炎基部構造の変動特性の要因は,燃焼振動現象を明らかにし,普遍的な燃焼制御手法の構築につながる知見である.さらに,構築されたPLIFに基づく温度計測手法とこれまでの化学種と流体速度の計測を併せて用いた研究を行うことで,実験データからも燃焼モデリングや数値計算の有用な検証データとなる.これらは燃焼器内の現象の理解を促進するとともに燃焼器開発で用いられる数値計算の高精度化につながり,デジタルツインの実現とそれによる燃焼器の高効率な運用の実現およびエネルギーの有効活用に大きく貢献するものである.

URL: 

公開日: 2024-01-30   更新日: 2025-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi