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2021 年度 実施状況報告書

軟骨オルガノイドの構築と非破壊的解析技術による軟骨再生医療への応用

研究課題

研究課題/領域番号 18KK0441
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

足立 哲也  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (10613573)

研究期間 (年度) 2019 – 2022
キーワードナノゲル / ラマン分光法 / 多孔性ナノゲル架橋ハイブリッドゲル
研究実績の概要

本研究は、多孔性ナノゲル架橋ハイブリッドゲル上で軟骨組織を構築し、分光学的解析法により軟骨基質の質を評価し、最適化を行う。間葉系幹細胞を多孔性ナノゲル架橋ハイブリッドゲルを上で培養することで、軟骨組織を構し、ラマン分光法やFT-IRで非破壊・非侵襲的に解析する。3次元培養技術で良質な軟骨オルガノイドを構築し、それらを海外共同研究施設の強みである疾患モデルに移植することで研究をさらに発展させる。具体的には、治療対象を顎口腔領域だけでなく整形外科領域の軟骨再生療法に拡大し、新規の軟骨再生療法の基盤技術を開発する。申請者は京都工芸繊維大学や京都大学工学部とUCLA歯学部との国際研究ネットワークを活用することで、歯科口腔外科学など様々な分野に関する研究知見、研究資源と人材の国際的交流を推進し、軟骨再生医療の基盤技術を開発する。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

COVID19の感染拡大に伴う、緊急事態宣言により試薬の納期に大幅な遅延を認めた。そのため、実験を中断せざるを得ない状況となった。一方で2021年度は多孔性ナノゲル架橋ハイブリッドゲルの新たな形態として、シート状に成形することに成功した。

今後の研究の推進方策

COVID19の収束の目途がたっていないため、国内研究施設で軟骨組織のラマン分光およびFT-IR分析を行う。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (3件) (うち招待講演 2件)

  • [学会発表] 生体アパタイトの結晶構造に着目した新規医療技術開発2021

    • 著者名/発表者名
      足立哲也, 山本俊郎, 金村成智
    • 学会等名
      第30無機リン化学討論会
    • 招待講演
  • [学会発表] In vivoにおける多孔性ナノゲル架橋ハイブリッドゲルによる配向性を有する骨組織の再生2021

    • 著者名/発表者名
      足立 哲也, 宮本 奈生, 足立 圭司, 山本 俊郎, 金村 成智
    • 学会等名
      第154日本歯科保存学会学術大会
  • [学会発表] 多孔性ナノゲル架橋ハイブリッドゲルを用いた骨再生と分光学的解析手法を用いた骨質の分析2021

    • 著者名/発表者名
      足立 哲也, 宮本 奈生, 田原 義朗, 山本 俊郎, 松田 修, Giuseppe Pezzotti, 秋吉 一成, 金村 成智
    • 学会等名
      第2回細胞シート工学イノベーションフォーラム
    • 招待講演

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公開日: 2022-12-28  

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