研究課題
企業20社、患者アドボカシー団体(PAO)280団体を対象に、オンライン質問紙調査を実施した。回収率は約20~30%だった。企業を対象とした調査は質的分析を行った。一般的に、PAOとの協働における企業の満足度は高く、PAOからの学びを認識していた。パートナーシップ自己評価ツールを使用し、PAOとの協働の担当者に、現在協働している、または協働したことのあるPAOを評価してもらったところ、いくつかの指標に課題があることが明らかになった。例えば、リーダーシップについて、協働の責任という点は高く評価されたが、創造性を発揮し、異なる観点を持つ点では比較的低く評価していた。効率性もまた、協働の構成要素の1つとして低く評価された。一方、PAOを対象とした調査からは、評価ツールを使用したところ、意思決定、参加への満足度、協働のシナジーを高く評価し、財源や事務管理などをやや低く評価していた。引き続き分析を行っており、論文執筆を開始した。