研究課題/領域番号 |
18KT0057
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 特設分野 |
研究分野 |
グローバル・スタディーズ
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研究機関 | 東洋学園大学 (2020-2021) 東洋大学 (2019) 独立行政法人国際協力機構(研究所) (2018) |
研究代表者 |
川口 智恵 東洋学園大学, グローバル・コミュニケーション学部, 講師 (20789987)
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研究分担者 |
上野 友也 岐阜大学, 教育学部, 准教授 (10587421)
GOMEZ OSCAR 立命館アジア太平洋大学, アジア太平洋学部, 准教授 (20771489)
池田 丈佑 富山大学, 学術研究部教育学系, 准教授 (50516771)
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研究期間 (年度) |
2018-07-18 – 2022-03-31
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キーワード | グローバル・ポリシー / 人道危機 / 政策 / 事例研究 / 自然災害 / 紛争 / 難民・国内避難民 / 感染症 |
研究成果の概要 |
本研究は、「人道危機対応のメタ政策は、あらゆる危機に対して既存の機能区分の組み合わせで対応する『機能区分型の危機対応』から危機特化型のグローバル・ポリシーの束による『危機特化型の危機対応』へと移行する」という仮説に基づき、その理論的基盤や政策形成のプロセスなどを解明しようとしたが、この仮説は否定された。 4つの危機(紛争、自然災害、パンデミック、難民)について、人道危機に対応する「グローバル・ポリシー」が形成されていたものの、形成プロセス、運用の在り方は多様であり、「危機特化型」政策の形成は「機能区分型」の発展形ではなかった。また2つの型に加え、グローバル・ポリシーの「中間型」が確認された。
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自由記述の分野 |
国際政治学、政策研究、平和構築論
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、人類が直面するさまざまな人道危機の中から、(紛争、自然災害、パンデミック、難民/国内避難民)を取り上げ、国境を越えた人道支援の枠組みがどのように成立し、発展を遂げているのかを理解する一助を示すことができた。研究成果は、主に英語による雑誌論文、書籍論文、国内外での学会発表、一般公開ウェビナーの実施などである。これにより、人道危機の研究を日本から国内外に広く発信することができた。海外の現状に比べると、日本国内の人道支援に関する研究は盛んではない。こうした現状に対し、学術界のみならず、ひろく一般にも人道支援の現状と課題を提示することに貢献した。
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